こんにちは。トボリです。
私は電子工作が大好きなのですが、子どもの頃から理数系がまるでだめでした。
どのくらいだめかというと、
「私は微積分の神になる!」と先生に宣言した一週間後のテストで20点をとったり、
数学の模試で、「解ける問題から解くか!」とページをめくっていったら最終ページまで行き着いたり(その模試の点数は200点満点中8点でした)
そのくらい本当に理数系が苦手です!
そんな私ですが、電子工作は好きです。電子工作を始めてからたくさんのメリットを見つけて、「子どもの頃に出会えていたらよかったなー」と思ったりしました。
この記事では、理数系がダメすぎる私が気づいた、電子工作をやることで得た3つのことを書きます!
数学や物理は敵じゃなくて味方なんだと気づいた
子どもの頃から、池の周りを一定の速度で歩き続ける兄弟が出会うまでの時間やら、重りをつけた奇妙なバネの長さなんかを延々と計算させられてきて、「こんなのいつ使うんだろう?」と勉強の意味を見いだせずにいました。
でも、電子工作を始めて、「もっと面白い物を作ってみたい!」と思い調べるたびに、高度な数学知識が必要になることを知りました。
裏を返せば、「何の役に立つの?」と思える数学や物理の知識は、面白いものづくりを陰で支えてくれているんだ!ということに気づいたわけです。
画像処理とか機械学習とかまさにそうですよね。
このことに気づいてから、数学や物理は敵じゃなくて、私たちのやりたいことを支えてくれる強い味方だったんだということに気づきました。
もともと計算が苦手なので、本質をしっかり理解して・・・というのはできないけど、これをやるためにはこの公式を使えばいいのか!と、逆引き的な感じで使っています。
数学や物理を考えてくれた昔の偉い人たち、本当にありがとう!!
理数系に対する恐怖心が無くなったのが、本当に収穫だったな~と思ってます!
身の回りの電化製品・機械へ興味が生まれる
電子工作を始めてから、「こんな動きをさせたいけど、どんな仕組みにしたらいいんだろう」みたいなことをしょっちゅう考えるようになって、自然と身の回りの機械に興味がわくようになりました。
ふと周りを見渡してみると、エアコン・炊飯器・テレビ・お風呂、ほかにも工場の機械、車、電線・・・本当にたくさんの機械があふれています。
「これはどうなっているんだろう!」と、機械をじろじろ見るようになったし、『ドライヤー 仕組み』とか『炊飯器 作り方』とかでググりまくりました。
仕組みが分かれば、いつか自分の工作にもいかせるかも!という気持ちが、機械に対しての興味を大きくしてます。
そうやって機械を観察したり調べているうちに、だんだんその耐久性とかコンパクトな設計とか、洗練されたデザインにも気づくようになりました。
ただ使っているだけの時は「使えればなんでもOK」という感覚だったんですが、
電子工作するようになると、売られている製品と自分で頑張って作った作品との差がはっきり分かって、「エンジニアすごい!機械作る人たちすごい!」というリスペクトの念が生まれまくりました。
「工学部」「高専」「エンジニア」という単語を聞くと、反射的にリスペクトしてしまうトボリです。
世界を創造できる気になれる
電子工作をやっていくと、いままで知らなかった部品を知ったり、分解できるものは分解して、その中に基板があると親近感を持ったり・・・
そうやって1つ1つ仕組みを知っていくことで、「すごすぎる」って思っていたものも、知っている部品の組み合わせなんだということが分かるようになりました。
そう、この世にある人工物は、決して手の届かないものじゃなく、全て作ることが出来るものなんです!
部品について学んだら、プログラムを知ったら、機構が理解できたら・・・いつか、私にも作れる・・・!?と、夢が広がり、世界を創造できる気にすらなります。
この世界に対して、見る角度が変わったように思います。